私がときめく、私でいよう。
2024.02.08
鈴木:新しくなったMEDULLAのパッケージでは、ボトルにニックネームが入るようになったんですよね。
鹿山:そうなんです! シャンプー&リペアの両方に、お客さまのニックネームと、シリアルナンバーを印刷してお届けします。
鈴木:まさに世界に1本のオリジナルボトルですね。
鹿山:はい、MEDULLAはパーソナライズシャンプーですから、“わたし専用"という特別感のためにも絶対に実現させたいサービスでした! 今回のブランドリニューアルの目玉のひとつでもあります。
鈴木:ニックネームが入ったボトルがこれまで実現できなかった理由として、どのようなハードルがあったのでしょうか?
鹿山:発売当初は単純に「やり方がわからない」という理由だったようです。最初は手書きのシールを貼っていたのですが、ありがたいことに受注が増えて対応が追いつかず、すぐに断念したと聞いています。
鈴木:手作業となると現実的ではありませんね。
鹿山:そうですよね。実は一度、期間限定商品ではニックネームを入れることができましたが、すべてのお届け分に印字することはやはり難しかったです。そして今回ついに実現することになりました。
鈴木:このタイミングで実現できたのはなぜでしょう?
鹿山:まずは購入してくださるお客さまが増え、MEDULLAというブランドが成長できたという点が大きな要因だと思います。それに伴って納得のいく製造・印刷の体制が整ってきた今、名入れボトル実現に本腰を入れるきっかけになりました。
鈴木:納得のいく印刷とはどういうことですか?
鹿山:これまでと比べると、仕上がりが違います。今回導入した印刷機では使用するプライマー(印刷時の下地)の性能が上がったこともあり、綺麗に素早く印刷でき、水に濡れても剥がれにくくなりました。
鈴木:なるほど! シャンプー&リペアはバスルームで使うから、耐水性も重要ですね。
鹿山:そうなんです。この最新の印刷技術や仕組みで、受注からの素早い製造を実現しつつ、コストも抑えられています。
鈴木:今回のリニューアルで販売価格が安くなる秘密に、こういった企業努力もあるんですね。
鹿山:これは特殊な印刷方法をしていまして、紫外線を照射することで瞬時に固まる、印刷専用のインクを使ってます。
鈴木:よくあるオフセット印刷と違って、乾燥させる時間がいらないから短時間で印刷が完了するし、MEDULLAパッケージのツルツルした素材にもぴったりなんですね。
鹿山:そうですね。この印刷方法は、企業名入りのボールペンを印刷するときなんかにも使われています。
鈴木:MEDULLAパッケージを印刷するときに、苦労したことはありますか?
鹿山:実はリペアのパッケージに正確に印刷するのに相当な苦労がありました。動画のようにパッケージを横たわらせて、上からUVインキを乗せるのですが、このときパッケージの表面が真っ平らで、かつ水平の状態をキープできないと正しく印刷できないんです。
鈴木:というと、チューブ状のリペアの表面は場合によっては真っ平らではないし、そのまま横にしても水平にはならないし…。印刷をかける理想の状態とは程遠いということですね。
鹿山:そうなんです。だからリペアを正しい状態に設置できるよう、治具(じぐ)と呼ばれる専用の土台を開発しました。0.1mm単位で何回も試作してようやくベストな形状を見つけ出して、なんとか量産体制が整いました。
鈴木:これは現場の人しか知らない隠れた苦労ですね。
鹿山:ここだけの話、次回パッケージリニューアルがあるなら、シャンプー・リペアともに四角いボトルでお願いしたい! …というのは冗談ですが。笑
鈴木:ニックネームが入ること以外に、注目のポイントがあれば教えてください。
鹿山:新デザインでは、ボトルの色に合わせてポンプもカラーバリエーションが用意されています。
鈴木:かわいいですね! 印刷するニックネームは変更できますか?推しの担当カラーのボトルに、推しの名前を入れたいなって、ヲタク心が騒ぎました! 笑
鹿山:いい活用法ですね。次回の商品を変更できる機能※からニックネームを変えられるので、ぜひご活用ください! 空きボトルまで大切にしてくれたら、資材担当冥利に尽きます!
※順次リリース予定